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2005年06月01日

佐世保の事件の教訓は

長崎・佐世保の事件から一年がたちました。この間、日本の学校教育は、二度とあのような事件が起こらないように、その教訓を生かす努力をしてきたのでしょうか。残念ながら「否」です。

あの事件が給食の準備中に起こったことの重大性を私たち現場の教師は感じているにもかかわらず、逆に「説明責任・結果責任」の書類作りにばかり追われてますます教師は多忙化し、「子どもの心と対話する」ことができないばかりか、その物理的な時間さえも奪われています。

今、現場に必要なのは、教師を締め付けることや、「説明責任・結果責任」のための書類作りではなく、子どもたち一人ひとりとまともに向き合うことです。そして文科省・教育委員会・各学校管理職は、そのための環境づくりにこそ心をくだくべきだと考えています。

二度とあのような悲しい、悲惨な事件を起こさないためにも。

コメント (1) /トラックバック (1) /wrote by しおちゃんマン