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2005年05月02日

なぜ教師が注目しているのか

尼崎の事故に対して、教育関係のMLや掲示板で教師が注目しています。

職種も仕事内容もまったく違う教師がどうしてこんなに注目しているのでしょうか?

富山でも話題にしましたが、JR西日本の職場体質について、教師がみんな「他人事ではない」と感じたからのようです。「安全」が二の次になっていくのと同じように、「子どもとの関係」が二の次になっていく自分たちと重ね合わせるようにこの事故を見たからです。

先日も話題にしましたが、異常とも言える新採教員の研修、数値による教師評価制度と、再教育としての「不適応教師研修制度」…エトセトラ。

「ちゃんとやってますよ」とアピールすることばかりに追われて、その内実がどんどんなくなっていくことの不安と焦り。そしてそれを簡単に見抜いてしまう子どもたちや保護者とのすれ違い、職場での腹のさぐりあいと形ばかりの「助け合い」。

全国の教師の声を聞いてみると、どこでも「これではいけない」と思いつつ、どうしていいのかわからない、どうしようもない思いがあります。

これを抜け出すキーワードは、「共同」だと思っています。

職場での「共同」、保護者との「共同」、そして子どもたちに「共同」する力をいかにしてつけていくのか…、そんな実践のスタンスと視点こそ、今求められているのだと考えています。

「共同」についての具体的な提起はいつか書いてみたいと思っています。

wrote by しおちゃんマン

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トラックバック時刻: 2005年05月02日 22:55

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トラックバック時刻: 2005年05月03日 00:45

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トラックバック時刻: 2005年05月05日 23:06

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トラックバック時刻: 2005年05月06日 01:27

コメント

JR事故と教育の現場とをつなぐ発想感心しました。いろんな職場と関連できそうです。

投稿者 isima : 2005年05月11日 23:02

>isimaさん

私たちがどのような環境で子どもたちと接しているのかの視点が、最近は軽視されているような気がしてしかたがありません。

学級定数の問題にしても、「昔は50人近い人数でやっていた」という意見がありますが、当時の職場と今の職場では、まったく環境(子どもたちの様子や保護者の要求も含んだ環境)が変わっていることに注目して欲しいです。

投稿者 しおちゃんマン : 2005年05月12日 17:19

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