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走り方
年々、子どもたちの「走り方」がおかしくなってきているなあ…、と感じています。
足をまっすぐ前に向けて走れなかったり(内股、またはつま先があっちこっちに向いてしまっている)、腕がしっかりと振れていなかったり……。
そして何よりも、全力で走る、ということができない子が増えてきました。外から見ていると「本気で走っているのだろうか?」とイライラしてしまうのですが、実は子どもたちにとっては、あれが「全力」なのだと思います。
原因は、日常において、全力で走る経験が少ない、ということにつきると思います。そしてそのためには(全力で走る経験をするためには)、お金をかけて習い事で経験させなければならないといった社会になってしまっています。
そこで、しおちゃんマンは体育館体育の最初に、必ず「鬼ごっこ」をすることにしています。
「鬼」から逃げたり、タッチしてこようとする「鬼」を避けて、しかも全力で走らなければならないので、最初はぶつかったり、ころんだりする子が多くて、ハラハラしましたが、今年のクラスの子どもたちもようやく慣れてきたようです。
そして何よりも、やっている時の子どもたちの目が生き生きとしていることに驚いています。つまり、子どもというのは本来、「全力で走りたい」「体を動かしたい」と、無意識に感じているし、思っているのだと、あらためて思いました。
コメント (2) /トラックバック (0) /wrote by しおちゃんマン