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なぜ教師が注目しているのか
尼崎の事故に対して、教育関係のMLや掲示板で教師が注目しています。
職種も仕事内容もまったく違う教師がどうしてこんなに注目しているのでしょうか?
富山でも話題にしましたが、JR西日本の職場体質について、教師がみんな「他人事ではない」と感じたからのようです。「安全」が二の次になっていくのと同じように、「子どもとの関係」が二の次になっていく自分たちと重ね合わせるようにこの事故を見たからです。
先日も話題にしましたが、異常とも言える新採教員の研修、数値による教師評価制度と、再教育としての「不適応教師研修制度」…エトセトラ。
「ちゃんとやってますよ」とアピールすることばかりに追われて、その内実がどんどんなくなっていくことの不安と焦り。そしてそれを簡単に見抜いてしまう子どもたちや保護者とのすれ違い、職場での腹のさぐりあいと形ばかりの「助け合い」。
全国の教師の声を聞いてみると、どこでも「これではいけない」と思いつつ、どうしていいのかわからない、どうしようもない思いがあります。
これを抜け出すキーワードは、「共同」だと思っています。
職場での「共同」、保護者との「共同」、そして子どもたちに「共同」する力をいかにしてつけていくのか…、そんな実践のスタンスと視点こそ、今求められているのだと考えています。
「共同」についての具体的な提起はいつか書いてみたいと思っています。
コメント (2) /トラックバック (5) /wrote by しおちゃんマン