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2005年04月22日

新採用教師の厳しさ

 埼玉の若い教師が校舎内で自殺してしまった事件について、教育系のいろいろなメーリングリストで話し合われています。その話し合いの傾向としては、職場の厳しさや職員室の人間関係に言及したものが多いのですが、個人的には、そういったことにのみ、原因を求めることにはあまり賛成できません。

 人が自分の命を絶つことはよっぽどのことであり、プライベートなことから仕事のことまで、様々なことがまざりあってのことだと考えるからです。

 自ら命を絶つことは、けっして許されるものではありませんが、彼の死を素材にして(利用して)職場の厳しさを語ったり、教師採用の問題点を語るのは、たとえそれが原因の一つだとしても、残された関係者のみなさんの気持ちを考えると、賛成できないのです。

 ということで、埼玉の事件とは別に考えたいのですが……、それにしても新採用教師の、研修の多さは尋常ではありません。

 研修報告や授業研究はもちろん、地域によっては、午後は研修のために出張になり、午後の授業は他の教師が進めているというところもあります。担任している子どもたちや、職員室の同僚との関係を切り離す方向で研修を進めているとしか思えません。

 そこまでやるのだったら、担任外職員として一年間をすごす制度をきちんと確立したらどうでしょうか。それを言うと、職員数が足りなくなる云々の話になるのです。

 本市では新しい学校がどんどんできている関係で、来年度は多くの若い若い教師が採用されます。若い人たちの夢とやる気を失わせないような教育行政を強く求めたいと思います。

コメント (2) /トラックバック (2) /wrote by しおちゃんマン