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2004年12月26日

全生研北関東地区学校(2)

PHSが利用できるのが、建物内の1平方メートル内しかなくて、リアルタイムで学習内容を報告することはあきらめました。この「1平方メートル」を見つけるのにもかなり苦労しました。

今は、常任委員会合宿で、東京の旅館に移動していますので、圏外ストレスからやっと解放されました。

さて、北関東地区学校では、3,4名の班を作って、実践レポートを持ち寄り、分析学習会をします。しおちゃんマンは学習リーダーとしての参加なので、レポートはありません。

私の班では、5年生と6年生の生活指導実践の分析をしました。

5年生の実践では、身の回りの整理整頓が極端に苦手、時間が守れない、集中力が持続しない、自分のいいたいことが表現できずストレスをためてしまう子をめぐっての実践です。

その子の場合、多少の「こだわり」的行動が強い面はあるものの、多動的な行動を示さないし他の子に危害を加えたり、授業を妨害したりすることもありません。また仲間の中でも孤立しているわけではないのですが、母親が「このままでは中学校にいっていじめにあうのではないか」と心配し、市の相談所に相談をしに行きます。しかしそこでも特に問題はありませんでした。

ここで私が心配したのが、母親の過剰な「不安」と「抱え込み」がその子に二次障害的な問題を起こしてしまうことです。そこでまずは母親に安心感を与えることが大切なのではないかと分析しました。

具体的な分析はここでは書けませんが、レポートによるとその子のいい面がたくさん出てくるので、それを母親にたくさん報告し、悩みは悩みとして共感しつつ、具体的に何ができるのかの「共同的」な取り組みが必要だと思いました。

二本目は、6年生で、学年(3クラス)でバザーに取り組む実践でした。またそこで集まったお金は、新潟中越地震の義援金にしようというねらいもあったようです。

ここで話題になったことは、「原案の書き方」の問題です。その原案に、学年の課題や、新潟中越地震についての具体的な内容をきちんと書き、それについて話し合ったり学習を深めていく必要があったと思いました。それがないので、「いい思い出にしたい」とか「楽しくやりたい」といった子どもの意識になってしまい、この取り組みの価値について子どもが十分つかめていないような気がしました。

まだ実践の途中のようなので、班のメンバーで、バザーの具体的な方法やアイデアが次々と出されました。

全生研はこのように生活指導についての実践を持ち寄って分析しながら教師としての力量を高めていく研究を日常的に行っています。

wrote by しおちゃんマン

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