子どもたちの心の疲れ
以前、共同通信社というところから取材を受けたことがありました。そういえば、新聞(特に地方新聞)に私の名前が出ていたと、いろいろなところからメールがありました。
それで、先日それらの新聞が郵送されてきました。熊本新聞、山陰中央新聞、信濃新聞等々です。取材はかなり前なので、自分がどんなことを言ったのか気になったので読んでみました。次のように書いていました。テーマは、『子どもの五月病』。
[チェックポイント]
・機嫌が悪いことが続く。
・朝、なかなか起きてこない。
・学校に行くとき、頭痛・腹痛などの体の症状を訴える。
・学校に遅刻したり、休みがちになる。
・元気がない。
このような子どもが全国的にも増えてきているということでした。
同紙面で、ハートクリニック浅井逸郎院長は、
「難しくなった勉強についていけず、不安を抱える子が多い。女子生徒の中には、新しいグループに入れず、のけ者にされたとショックを受ける子もいます」
ということでした。
そしてこの疲れが出てくるのが、連休明けから。しかし、連休明けは、いろいろな行事があり、実際に症状が出てくるのは、6月頃からだと今度は松本市教育長の話。
その中で私は学校現場の立場として、そして自分自身の反省として以下のように発言しています。
◎高学年は特に周囲に気を使いすぎて疲れている子が増えてきていること。
・自分だけ目立っていないか。暗すぎていないか。
・親には「いい子で、勉強もできなければいけない」と気を使っている。
◎新学期は、分かる授業よりも面白い授業を心がけるべきかもしれない。
◎その中で、子ども同士で相談し合うような場面を多く設け、(授業を通しても)仲間づくりを進めていった方がよい。
一方で、家庭ではどうしたらいいのかを、浅井院長は、次のように述べていました。
「親は、参観日などにできるだけ出かけて、学校の様子を把握して。新学期のはじめのころは、子どもは不安なので、親は『勉強についていけ』と説教するよりも、話をよく聞いて、心細さを解消してほしい」
ということでした。
wrote by しおちゃんマン
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コメント
おはようございます。
不登校の子の親の会に参加していますが、
最初の時間は、人の話を最後まで邪魔せずに聞くことからスタートします。自分の番まで話をしません。
子供の話を最後まで聞く訓練にもなります。
子供の話を聞くことは子供の心を育てる第一歩ですね。
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