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六年生を送る会への思い
金曜日は、六年生を送る会でした。5年生は、大きなスクリーンを使って、クイズあり、ダンスあり、合唱ありの楽しい演技を発表しました。最後の「スマイル アゲイン」の合唱では、スクリーンに歌詞を流しながら、6年生の思い出の写真を次々と映し出しました。それがとても感動的でした。
指導は若い人たちにまかせました。私は「以前、こんなことをやったことがあるよ」と資料を提供したことと、子どもたちに「気合」を入れただけです。学年の若い人たちの感性には本当にいつも感心しています。
さて、私自身が若い時はこの「六年生を送る会」を、儀式化してしまった「卒業式」に対置させながら、子どもたちの自治の力でこそ真に卒業を祝うことができると考えて送る会の指導にとても力を入れていました。実は今でも変わらずそういった思いはもっています。
しかし、子どもにまかせてはいけない、教師がすべてお膳立てをすることこそ指導である、とした文科省の方針で、子どもたちの自治の力を育てるはずの児童会が形骸化し、この「六年生を送る会」も単なる学校行事になってしまいました。そればかりか、授業時数の関係で、こういった行事を削る方向で日本の学校は動いています。
ゆとり教育に対する批判がありますが、実はゆとり教育をスタートさせた時から、実はどんどんゆとりがなくなっていったことについて誰も語っていません。
ゆとりを持つために現場はどんどん忙しくなり、逆に行事がどんどん削られていったのです。はい、実は真の意味でのゆとり教育など存在しなかったのです。
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