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自分で指導する気概を
全国的に、若い教師が増えてきたからでしょうか。それとも責任問題がうるさく言われるようになってきたからでしょうか。
子どもが何か問題をおこしてしまった時に、管理職の先生に指導をお願いすることが、どこの学校でも目につくようになってきました。これは、いけない傾向だと思っています。
なぜいけないのか……。担任の教師が、子どもからの信頼をなくすからです。そして、教師自身が学ばないし、育たないからです。
ゆえに、たとえ、管理職が、
「私が指導するから連れてきなさい」
などと言ってきても、
「ありがとうございます。しかしここは、私が指導します」
と言うべきではないでしょうか。少なくとも私はそう言ってきました。いや、若いときはもっと過激で、管理職の先生に向かって、
「なぜあなたが指導するのですか?この子のことをどれだけ知っているのですか?」
などと言い返してしまったこともありました。
そうです。お願いした「指導」がうまくいくはずがないのです。なぜなら、管理職の先生は、「その子の事情」を知らないからです。ただ、やってしまったことだけを「ダメじゃないか!」とおどかすしかないからです。
ということで、管理職の先生に指導をまかせても、子どもと担任との信頼関係はなくなるわ、指導はうまくいかないわで、いいことはありません。若い先生は何かあったら、まずは学年の先生に報告・相談しましょう。
学年の先生をとびこえて、すぐに管理職に報告する最近の傾向を考え直さなければ、今後教師と子どもとの信頼関係はますますなくなっていくと思います。
---ハーフマラソン完走に向けて------
12/3 8~10km/h 5km/104km 33分
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wrote by しおちゃんマン
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コメント
おはようございます。ストーカーのように、くっついてコメントして良いものかと思って悩んでますが、また来ました。
気合いが入ったブログでお元気そうで良かったです。
教員の職業を選ぶ方は、優秀な成績で今まで育って来られて、教員になり、現場に出られて、良い子と言われる子達ばかりでない事に驚かれているんじゃないでしょうか?自分の体験した事の無い世界を生きている子達の相手をするのだから大変かと思います。
だからこそ、しおちゃんマン先生の言われるとおり、どんな子からも逃げずに、先輩先生と相談しながらでも、向き合って欲しいと思います。子どもに教えてもらえる世の中ってあると思います。保護者も、自分の子に教えてもらって、大人になるんだと思います。1人で抱え込まなくて良いから、目の前の問題から逃げないで欲しいと思います。でも、休むときは、休みましょう。と私の考えです。
続きです。
もし、休む暇も無い世の中なら間違っていると思うのは、私だけでしょうか?
自分の今までの経験では考えられなかったことも、子どもたちに誠実に向き合うことで見えてくるものがあると思っています。
ただ、現場にはそれをさえぎるものが多すぎるということだと思います。
投稿者 しおちゃんマン : 2007年12月04日 23:38
おはようございます。おじゃまします。
転ばぬ先の杖ですか?
わたしも、つい子どもにやってしまう事ですが、子供のためには良くないですねえ。
とてもひさしぶりに
ネットをうろついています。
この記事にかいているようなことは
年齢に関係なく
年配の先生でもこのような感じの人に
よく出会います。
まず、学年。なにより、学年ですね。
今は、2学級と少ないのですが、
相談、情報交換含めて、何かあったら
まず学年です。
子どもの対応なら、だいたい、ここで
指導しきるつもりでいることが大切やなあと
思っています。
学年だけで、だめなときは、学校の
生徒指導担当と考えます。
そして、最後の最後に、管理職が出てくるように
しないと、と思います。
あとは、子どもの前では、危険な状態にならない限り、たすけは呼ばないってのは、生徒指導の基本ですね。
こんなことを、前任校で、理路整然と教えてもらったので、
すぐに管理職に頼るようなことはしないでおこうと思えているほるもんです。
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