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「できない」と言えることが専門性
昨日の講座を聞いていて、印象に残った話。
医療の現場では、できないことは「できない」と言えることこそが専門性である、というのは常識だとか。
一方教育現場では、できないのに、できるふりをして、けっきょくできなくて、教師は苦しんでいるということ。
"私にはできません"、と言える勇気と、断ることのできる「関係性」を、職員同士にも、そして保護者との間にもつくっていかなければならないのではないかと思いました。
一方で、"してほしい"という声も無視せず、なんとか解決の糸口をみつける努力も大切なことは言うまでもありません。しかしそれを一人で抱えこんではいけないのではないでしょうか。
さてこの夏、新採用教員がどんどん辞めていく現実があるとのこと。その人たちは「もう二度と教師なんかにならない」と言っている、ということを聞いて、悲しくて、悔しい気持ちになりました。
教員採用試験の倍率が下がると、問題教師が増えるなどと、したり顔で話している評論家もいたとか。その人は、現場の苦しさ、体調を崩して辞めていく教師の悔しさがわかっているのだろうか。コメンテーターであるならば、現場の取材をもっとしっかりとしてほしいものです。
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