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2007年07月02日

[書籍]僕はパパを殺すことに決めた

僕はパパを殺すことに決めた 奈良エリート少年自宅放火事件の真実
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ウォーキング出勤を始めてから、電車で本を読むことができるようになりました。

今回紹介するのは、奈良県で自宅を放火し、継母、兄弟二人を結果的に焼死させてしまった事件についての本です。

父親自身のコンプレックスや離婚の原因。そして少年に対する暴力。

また、少年自身の「広汎性発達障害」という特質の問題など、丁寧な取材で、説得力のある本でした。

今、しおちゃんマンはある雑誌に、「子どもの側からのぞいてみる」というテーマで文章を書いています。

子どもたちが表出してくる問題行動は、得てして私たち大人社会への異議申し立てである場合が多いのです。しかしその異議申し立ては「問題行動」としてしか見られることがないので、本当の子どもたちの思いを私たちは見落としてしまうのではないかということが一つ。

二つ目は、子どもの側から社会や学校、教室をのぞいてみると、今まで気がつかなかった子どもの姿が見えてくるということ。たとえば不登校の子。その子にとって、学校・教室がどのようにうつっているのかをぜひ考えてみてほしいということです。

今回の本を読んでいて、筆者と共感できる部分もあったので、一気に読むことができました。

wrote by しおちゃんマン

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