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2007年06月15日

今の子どもたちのイメージ

生活指導誌(明治図書)で、子どもの文化について文章を書いてほしいと依頼があって頭を抱えています。

数年前は、たとえば子どもたちが使っている言葉について分析し、そこから子どもたちのコミュニケーション方法や傾向について考えていたことがあったのですが、今はそういったことに興味をもっていません。

何かを言われて、「はぁ~?」と、バカにしたように聞き返すことに普通に腹が立ちます。そこから何かを分析するつもりはありません。

「○○じゃないですか~」と、バカ丁寧に話をしてくる女子の対話に「それがどうしたの?」と、いじわるに返答する自分がいます。

子どもたちが表出してくる言葉は気になりますが、最近では受け流しています。

今の子どもたちは、いきなり本音の部分に触れると逆ギレしてきます。女子の文化に無理にあわせていると、指導の核心を見失い、ヘゲモニーまでもを失います。

子どもに共感することと、馴れ合うことは違うと思っています。

そんなことよりも今は、子どもたちの生活基盤が大きく崩れていることの方が気になります。

水の中で溺れそうになりながら、必死に両手を水の上に突き出して助けを求めている…、それが私が今もっている、日本の子どもたちのイメージです。

流行の言葉を使い、つっこみ文化でまわりを笑わせながら、一見明るく生きているように見える子どもたちも、実は必死に助けを求めているように見えて仕方がないのです。

浦生研6/22学習会参加要項

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