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2007年06月10日

向き合えば向き合うほど傷つく現実の中で

昨日、都教組の青年部で、実践講座をしてきました。

自分の実践や仕事の日常を話していて気がついたこと。

私たちは、子どもと真摯に向き合おうとすればするほど傷つき、身も心もボロボロになっていくということ。しかしそれを恐れていては、何も先に進まないばかりか、逆に子どもを傷つけ、保護者との間に不信の関係が生まれてしまうということ。

ゆえに、子どもの側に立とうとするためには、自分が傷つく覚悟をもってのぞまなければならないこと。

もしかしたら自分は、そんな厳しいことを若い人たちに要求しているのではないかと、ふと思ってしまいました。

自分が傷つくことや、子どもと真摯に向き合うことを避けることは簡単。

国が用意した内容を、子どもの思いを無視してどんどん進めていけばよいこと。そして、ついて来られない子どもには、自己責任を強要し、自己負担を強いればよいこと。

責任を問われれば、毎日忙しい思いをして用意している証拠書類をつきつけ、学校・教師には責任はないことを主張すればよいのです。

しかし日本の教師の多くはそんなことは選択しないのではないかと、一方で考えています。それでも日本の多くの教師は、傷つくことを覚悟で子どもたちの前に立つのだと思います。

まだまだ日本の教師は捨てたものではないと、少なくとも私は信じたいと思っています。

浦生研6/22学習会参加要項

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