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2007年06月09日

民間型競争原理はすでに崩壊している

コムスンの問題…、昨年他界した父もお世話になっていたので、遠い話題には思えません。

コムスンの営業会議は、成績によってその席順が決まっていたといいます。介護よりも営業利益追求重視の会社だったようです。(民間だったら当然なのかもしれませんが……)

もう、民間型の競争原理は崩壊しているのかもしれません。つまり、利益を追求すればするほど、その事業の中味は空洞化していくということです。

しかしその競争原理をこれから教育に導入していこうというのが、これからの教育行政の動きです。

教師を競争させればがんばるだろう…、などという安易な競争原理は、日本の教育を崩壊させます。

私はすべての競争を否定するものではありません。高め合える競争も存在するし、必要だと考えています。問題は、何を、どのようなシステムで競争するのかということです。そこに「共同」や「相互援助・支援」が保障されていることが、最低の条件です。

しかし教師の仕事は、たとえそこに「共同」「相互援助・支援」が保障されていても、数値や見栄え、出来栄えでは評価できません。

ということで、教師を民間型で競争させることはもちろん、競争そのものが私たちの仕事にはなじまないと考えています。

浦生研6/22学習会参加要項

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