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【書籍】だから、僕は学校へ行く!
久しぶりの書籍の紹介です。乙武洋匡さんの「だから、僕は学校へ行く!」です。
ご存知のように、乙武さんはこの四月から杉並区の小学校の教諭として勤務しています。なぜそのような道を選んだのかが、素直な「現場目線」で書かれています。
「現場目線」という言葉を使いましたが、彼の視点のすばらしさは、あくまでも「現場」にこだわっていることです。教育再生会議のように、現場を上から見下ろして教育を語るのではなく、なぜそのようになっているのかを現場の事情をこまかく取材し、現場に共感しつつ、そこから独自の教育論を語っていることです。
また、自分自身も教師になることを決意し、しかも、まわりが私立学校をすすめるにもかかわらず、あえて公立学校を選んだということでした。
残念ながら私たち現場の声はなかなか外に届きません。私たちの声は、教師の質の問題として片付けられ、もはや公教育ダメ論は、当たり前のような論調も広がっています。
そんな現場にとびこんでいく彼の生き方に共感し、同じ現場の教師として共にがんばることのエールをおくりたいと思っています。
本は、下記のページから購入できます。
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