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特別支援教育
先日の研究会で、特別な支援を必要とする児童(LD、ADHD、高機能自閉症等の軽度発達障害を持つ児童)がクラスに在籍しているケースの実践報告について学習しました。
私が勤務する浦安市では、軽度発達障害を含めて、なんらかの障害を持ち、特別な支援を必要とする児童が「通常」と呼ばれている教室に在籍する場合は、保護者の要求で「補助教員」をつけることができます。
しかしながら、そういった自治体はまだまだ少なく、担任が一人で大変な思いをしているケースがほとんどです。
そして担任としてはどうしてもその子にかかりっきりになりがちで、他の子に目が行き届かず、クラス運営がなかなかうまく進まないケースも増えてきています。(その子のせいではありません。その子が在籍できることを保障していない教育行政の問題だと考えています。)
政府が特別支援教育を推進するのであれば、補助教員の配置や、補助教員をつけることに対する保護者への理解の努力、さらには、そのために学級がうまくいかなくなったからといって即、教員評価に結び付けない等々の教員評価制度の見直し、または評価制度そのものの廃止をお願いしたいと考えています。
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wrote by しおちゃんマン
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コメント
わたしの学級にも高機能自閉の子がいて大変です。いなくなったりすることがよくあってその度に学級は自習になります。一年近くたち居場所の予想や行動が予測できるようになったので少しは余裕がでてきました。教頭や音楽専科算数の加配そして養護教諭などの助けをかりてやっと一年たつ気がします。先日の特別支援委員会で今来年の支援について提案がありました。理専と音専そして算数加配、低学年担任を支援担当に決めて支援の必要な子にはりつけようとしています。空き時間があるからみんなで協力しようとの提案でした。異論がでて了承はされませんでした。
今年担任した経験からは助かるなあと思う反面本来するべき授業のレベルを維持できないのではという不安を感じています。補助教員などの派遣など全くない状態ですから考え込んでしまいました。これも予算的な裏付けなしにすすめた文科省が現場を混乱させているせいです。私の県でも行政はやれやれとしりをたたいていますが現場は困惑しています。みなさんの学校ではどんな状況なのでしょうか。
投稿者 kanegon : 2007年02月18日 15:25
> kanegon さん
こちらでは、補助教員の派遣も、保護者の同意がなければつけられません。正直言いまして、ここが一番むずかしいところです。親御さんとしましては、自分の子だけ「特別扱い」しないで、他のこと同じように接してほしいという気持ちが強いからです。その思いを理解しながらも、その子にとって一番いい方法を親御さんと一緒に考えることからスタートしたいと思っています。
投稿者 しおちゃんマン : 2007年02月20日 23:58
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