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「ありがとう」の語源
卒業を前にして、クラスごとに「感謝の会」が開かれています。これは学校への感謝ではなくて、自分の親に対する感謝の会です。
サンドイッチを自分たちで作って食べてもらったり、感謝の作文を読んだりします。しおちゃんマンのクラスは、明日、開かれる予定です。
さて、「感謝」と言えば、「ありがとう」という言葉ですが、その語源はなんなのでしょうか。
「アリが十匹」とか、いろいろ言われていますが、そうではありません。
実は、「ありがとう」の語源は、「ありがたし」。
漢字で書くと「有り難し」。
つまり、
「有るのは難しい」=「めったにない・ありえない」
という意味になります。
昔の人は、滅多にない良いことがあると、神や仏の力だと信じて、
「こんなことは有り難い(めったにない・ありえない)ことだ」
と拝んで感謝したようです。
そのつぶやき「有り難いことで・・・」が、一般的に感謝する気持ちのときに、話し言葉(口語)で使われるようになり、「ありがとう」という言葉になったわけです。
若い人たちが、「アリエナーイ」と、よく言いますが、実はこれは、「ありがとう」と言っているのと同じ意味になってしまうわけですね。
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