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2007年02月04日

中2男子生徒の自殺

千葉県松戸市立中学2年の男子生徒(14)が1日、同市内の9階建てマンションの8階通路から飛び降り自殺してしまいました。

報道によると、男子生徒は1月31日、同級生の男子(14)を集団で暴行して重傷を負わせたとして学校の指導を受けていたそうです。一方でこの子自身もいじめを受けていた可能性があるということでした。

マスコミ報道は「今度はいじめに加担していた子が自殺」といったスタンスで報道していますが、まずこのスタンス疑問を感じます。

以前から書いているように、いじめの問題は、いじめる側・いじめられる側といった関係のみで考えてはいけないのではないかということです。同様に「その立場がクルクル変わる」という言い方も、所詮「いじめる側-いじめられる側」の関係でとらえているということなので同様に疑問を感じます。

私たちは、今の子どもたちの生きづらさをもっと知るべきであり、何に悩み、苦しんでいるのか…、そしてそれがどうして「いじめ」という形でふき出されなければならないのかに、もっと心をくだくべきではないかと思っています。そしてその上にたって、いじめの行為について指導するべきだと考えています。

子どもたちのいじめを絶対に許さないことは教師として、いや、子どもたちを育てる大人として当然のスタンスです。早急に具体的な手立てをとらなければなりません。

しかしそれだけでは足りない。そのことと平行して、心をくだかなければならないことがまだまだたくさんあるのだと思っています。

もう二度とこういった事件は、我々大人の責任として起こしてはならないのだと思います。

コメント (1) /トラックバック (1) /wrote by しおちゃんマン