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2006年12月20日

教育基本法改正は憲法改正への大きな一歩

今年のお正月、私は次のように書きました。

こうした教師個人の意見表明権の規制や教育の自由の規制は、単なる「学校責任」という問題だけではなく、今年が憲法改正を進めるのに重要な年になると考えられていることとリンクさせて考えなければなりません。

先日の教育基本法の改正問題は、私の予想通りであれば、憲法改正への大きな一歩です。

教育基本法は憲法の理念によってつくられたものですから、本来ならばそれを改正するためには、まず憲法を先に改正しなければならないはずです。

しかし、教育基本法を先に改正したということは、既成事実を先に作っておいて後から憲法を変えていく……、「現実的にはこうなんだから、変えるしかないじゃないか」という方向に持っていこうとする意思が感じられます。

いずれにしても、今回の教育基本法の改正で、国が現場の教育内容にまでどんどん入り込み、そして教師の管理統制を厳しくし、そのための関連法案が立て続けに出されてくる……、それが来年の動きなのだと思います。

しかし逆に言えば、いよいよ私たちのブログが、本当の意味での現場からの「声」になる年でもあります。

wrote by しおちゃんマン

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コメント

こんばんは。
「私たちのブログ」という言葉に、連帯のメッセージを送りたいと思います。

歴史はらせん階段状に進化すると思っています。
もちろん、何もしないで進むわけはありません。
少なくとも、子どもの前に常に立っているのは僕たち教師、親たちと常に話をしているのも、僕たち教師…
今回の強行採決は、国民との矛盾を深めました。
支配者層も必死の勝負だと思っています。

僕はそこに希望を見出しています。
僕たちの基準さえぶれなければ、必ず勝てると確信しています。
ともに、足下からがんばりましょう。

PS
子安さんの本、僕も買って読んでみます。
「生と死」の問題は、僕にとっても一大テーマなので。

それでは。

投稿者 Haru [TypeKey Profile Page] : 2006年12月21日 01:07

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