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2006年11月10日

「供養」という漢字の意味

お通夜の最後に、お坊さんから話がありますよね。その時に、「供養」の漢字の意味を話してもらいました。

お坊さんの話は、とかく説教くさいなどと言ったりします。説教なのだからしかたがないじゃないかと思いつつ、今まではあまり聞いていないことが多かったのですが(ばちあたりですみません)、今回ばかりは、しっかり聞いてきました。

「供養」というのは、「人」が、「共に」、「養う」という意味であるということ。

お坊さんが言うには、故人をなぐさめるという意味ではなくて、どちらかというと、生きている私たちが成長することの意味でとってほしいということでした。

へ~、お坊さんらしくないな…、とさらに耳を傾けていると、故人を供養することで、私たちが悲しみを忘れ、前向きに生きていくこと……、そういったことを故人と共同で行う作業が「供養」だということでした。

他者にはたらきかけることで共同が生まれ、そこから新たな生き方を見つけ出したり、身につけたりしていくことは、以前から私も教育論として主張してきたことなので、今回のお坊さんの話は、すんなりと入りました。

こりゃ、漢字の「共」がくっついている言葉には、今後注目しなければならないな……、と思いました。

漢字というのは、こういったおもしろさもあるわけで、子どもたちにも、こういった視点での漢字のおもしろさを知ってほしいと思いました。

コメント (0) /トラックバック (0) /wrote by しおちゃんマン