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2006年03月01日

♪「旅立ちの日に」

今や、全国のほとんどの小中学校の卒業式で歌われていると言われている「旅立ちの日に」。本校でも歌います。

ご存知の方が多いとは思うのですが、この曲は、1991年、埼玉県秩父市立影森中学校の教員によって作られました。作詞は当時の校長小嶋登先生。作曲は音楽教諭の坂本浩美教諭。編曲は多くの合唱曲を手掛けている松井孝夫氏。

当時の小嶋校長は、荒れた学校を建て直すために歌声の響く学校を目指し、合唱の機会を増やしました。音楽科の坂本教諭と共に、粘り強く努力を続けた結果、歌う楽しさによって、学校は明るくなったそうです。

そしてその集大成として、「旅立ちの日に」が生まれました。

退職を間近に控えた小嶋校長が「卒業生を送る会で歌えるものを」と、一晩で詩を書き、翌朝には音楽の坂本教諭の机の上に。

坂本教諭は、授業のなかった一時間目のわずかな時間で曲をつくったそうです。

そしてその曲を教職員はひそかに練習して、1991年3月の「卒業生を送る会」で教職員の「出し物」として初めて披露したということでした。

いわゆる「空き時間」だけで、あんなすてきな曲ができたことに驚きました。

子どもたちに粘り強くはたらきかけ、指導してきたからこそ、曲のイメージがどんどんわいてきたのでしょうね。

コメント (4) /トラックバック (3) /wrote by しおちゃんマン