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かわいた雑巾は使えない
倉本聰さんが「富良野塾」で塾生に言い聞かせていることは「かわいた雑巾は使えない」ということだそうです。
つまり、たくさんの「水」を得るからこそ、しぼれば「水」が出るし、雑巾としての役割が果たせるということ……、つまり日頃からいかにして「受信」するのかこそが大切だということでした。
脚本家や俳優さんは、表現することが仕事です。ゆえに、いかにして「表現」するのかを考えるのだと思っていたら、実はそのためにいかにして「受信」するかこそが大切だということでした。
教育では、子どもたちに表現力を育てようとしてその技術ばかり追ってしまう傾向があります。表現力を育てるためには、子どもたちの生活基盤に注目しつつ、いかにして「受信」するのかこそを大切にするべきなのかもしれません。
そして、実は「受信」というのは受け身ではなくて、人や物に働きかけながら、新しい自分を発見していくことだと思っています。
コメント (0) /トラックバック (0) /wrote by しおちゃんマン