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一生懸命と、一所懸命
「六年生を送る会」の様子を伝える学級通信で、子どもたちの「一生懸命さ」を書きましたが、これって…、「一所懸命」って書くのかなあ…と、ふと思いました。
なんか…、昔は「一所懸命」って表記していたような気がしたので、さっそく調べてみました。
すると、やはり「一所懸命」って書くのが「そもそも」だったようです。
「一所懸命」とは「一つの所に命を懸ける」から生まれた言葉のようです。
武家社会の黎明期、自分の支配地を守るために命がけで戦う、そこから生まれた言葉だということ。(他にもいろいろ説はあるようですが)
だとしたら、いつから「一所」が「一生」になってしまったのでしょうか。そもそも「誤表記」だったとか、これまたいろいろな説があるようです……。
ただ、一ヶ所を守ることの意味よりも、全力でがんばる意味は「一生」の方が意味として伝わることから、こちらの方に変わっていったのかもしれませんね。
辞書によると、どちらを使っても同じ意味ということですが、読み方は当然違ってきますよね。
時代によって表記方法が変化していくといった、一つの例なのかもしれません。
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