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「いいじゃん」
今の子どもたちは、口のききかたがなっていない!とよく言われます。それで、家のしつけがなっていないからだとか、学校できちんと指導していないからだとか、「責任はどっちにあるか問題」が始まってしまいます。今日は「責任はどっちにあるか問題」にはふれませんので、詳しくは書きませんが、そこには「地域」という概念がすっぽりとぬけてしまっているような気がすることだけ書いておきます。
さて、口のききかたの件ですが、最近の子どもたちが発する言葉で一番気になるのが、『いいじゃん』という言葉です。いけないこと、足りないことがあって注意したりした時に『いいじゃん』という言葉が返ってくるのを最近よく聞くのです。親や教師に対して「いいじゃん」という言い方はないだろうと思い、「言い直しなさい!」とその場では言う時がありますが、この言葉を「口のききかた」の問題だけにするのはもったいない(不謹慎な書き方かもしれませんが)ような気がして少し考えてみました。
「いいじゃん」と最近の子どもがいう背景には何があるのでしょうね。「そんなことで口出ししないでほしい」?「見逃してほしい」?「放っておいてほしい」?「うるさく言わないでほしい」?…う~ん、よくわかりません。
子どもたちは子どもの「コード」で話しますから、私たち大人はそのコードを読み解きながら、子どもたちの心をのぞいてみる必要がありますよね。
今度、「いいじゃん」に出会ったら、「何がいいの?」「何がいいたいの?」「どうしてほしいの?」としつこく(笑)、逃げたら追いかけて、聞いてみようと思ってます。
コメント (0) /トラックバック (0) /wrote by しおちゃんマン