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2004年10月20日

大人の都合で向き合わない

今日は午後から、市の教研でした。しおちゃんマンは、「学級経営部会」に入っています。

今日は、松戸市の中学校で私と同じ全生研の常任委員をしている栗城順一先生の講座でした。

印象的だった内容は、今の子どもたちは「聞き手不足で育っている」というくだりでした。

そのために、生きる安心感や他者への信頼感を失っています。そればかりか、他者との関係において自分を発見することができず、一人になって自分を見つめなおすことができないでいるということでした。

つまり、今の子どもたちは孤独のようで、本当の「孤独」を知らない、ということでした。孤独にもなれない子どもたち……。あまりにも悲しい現実のように聞こえました。

ゆえに私たちは、大人の都合で子どもたちと向き合うのではなく、子どもたちの話を内容にこだわらず、まず丁寧に聞いてそれを言語化し、その自立をはげますような対話をしていくことが大切だということでした。

しかし、しおちゃんマンが思うに、今の教師や親にとって、この「大人の都合」があまりにも重くなっている…ということです。子どもの気持ちを感じる心を持つためには、それができる環境づくりを進めていかなければならないというのが、しおちゃんマンの感想でした。

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