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雨男
私が雨男であることをこちらで書きました。
ところがある日友人から、
「あまり、雨男って自分から親や子どもに言わないほうがいいよ」
と言われました。
冗談で言っているのかと思ったら真剣なので、もう少し話を聞いてみると、
「『雨男』だからという理由で、子どもが担任の先生を嫌がって、親が教育委員会に伝えて、担任をはずされた例があるんだ」
という話で、目がテンになりました。
そもそも『雨男』などという科学的な根拠はないわけで、辞書で調べてみると、
“その人が外出したり、何かしようとしたりすると、雨降りになるといわれている、男性をひやかしていう語”
とあるように、遊び心的な「コミュニケーション言語」なんだと思うのです。
上記の例がどこまで本当なのか疑わしいのですが、まわりを見回してみると、それに近いこともあるようなので、少しひかえようかなと……。
日本にはこうしたギリギリの「ひやかし的」なコミュニケーション言語がたくさんあります。アメリカのジョークもこれに近いですね。これらは、人間関係の潤滑油になったり、会話を豊かに展開していくための先人の知恵だったわけですが、最近はこういったコミュニケーション言語がなかなか成り立たなくなったような気がしました。
それぞれが、相手との距離をおそるおそるはかりながらのお付き合い…、距離をはかることは大切ですが、それがいつまでも、そしてどの関係も、縮まらないのは少し寂しいな、と思いました。
コメント (0) /トラックバック (0) /wrote by しおちゃんマン