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【本】ウルトラQ
ウルトラQと言えば、ご存知円谷プロによるウルトラシリーズの第一作目です。石坂浩二のナレーションが懐かしいところなのですが、最近深夜に新しいシリーズが始まったことは知っていました。しかし深夜なのでなかなか見る機会がなかったのですが、書店でこの本をみつけてさっそく読んでみました。
旧シリーズは、ミステリーゾーンや今で言う「世にも奇妙な物語」のようなアンバランスな世界を短編で紹介することを目的として作成されたことを何かの本で読んだ記憶があります。しかしそれがいつのまにか怪獣ものになってしまって、ウルトラマンシリーズへと発展していくことになります。
今回の新シリーズは、ウルトラQ創作時の原点に戻ったような作品でした。
登場人物や設定を同じにして違った作者・脚本家が書いているところに特徴があるわけですが、作者によってスイスイとストーリーが頭に入っていく作品と、2,3行読むと疲れてしまう作品とがありました。小説というのは、文体によってこんなにも違うものかとあらためて思いました。
しかし内容はそれぞれ引き込まれるものがあり、楽しく、一気に読める文庫本でした。
コメント (0) /トラックバック (0) /wrote by しおちゃんマン