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一般分科会-2(全生研大会)
東京レポートの分析
東京都の急激な「教育改革」路線によって、職員室が暗く、活気のないものになっていく様子が報告されています。また、その中で教師は追い詰められ、体調を崩したり、退職を余儀なくされたりしていく様子もリアルに報告されています。そしてその中でも、教師の権利や子どもたちの指導についてみんなで共通の問題意識を作り出しながら、しだいに職員室が元気を取り戻していくといった報告です。
以下、しおちゃんマンのまとめです。
★基本的スタンス★
管理統制を厳しくすればするほど教育的矛盾が拡大してしまうのです。
※長崎がいい例
・子どもとの信頼関係が崩れる
・親からの苦情が集まる
・教師が体調を崩す
☆ゆえに仲間作りのチャンスだと考えるよう!
■□レポートから学ぶ「学校づくり」4つの教訓■□
~一人でもスタートできる職場づくり~
(1) 方針をたてよう
・職場分析は、強がらず、自分の悩み、そして夢から出発しよう
・具体的な行動目標を必ずいれよう。
(2) 私的にも公的にも対話の輪を広げよう!
・無理に私的な関係を作る必要はない。公的な会議を大いに利用しよう。(複数の場合は必ず事前の準備を)
・一方で、管理職からも頼りにされる取り組みを
・職員室の外に、報告・相談できる仲間、場を。(サークル等)
(3) 教師の権利を実践の自由の保障と、実践的力量の向上と結びつけながら話し合おう!
・子どもに自治の力を!
・個人が管理統制される時代だからこそ、共同の実践をどんどん進めよう。
(4) 職員室の問題を地域・住民の問題にしていくための力量をつけよう!
たとえば、東京からの報告に
「私の職場にも激震が走った。異動要項の改悪である。個人の希望から校長の人事構想による異動となった。校長の構想になければ、三年未満でも異動させられてしまうようになった。」
といった報告があるのですが、これは民間の方たちにはなかなか説得力がないのです。
上記の内容については、民間ではあたりまえで、どうしてこれが「激震」なのか理解できないし、逆に「だから教師は甘い」などと批判されてしまうでしょう。したがって、私たちはそういった声に対してどのくらい説得力が持てるのかが勝負になってくるのです。
私の場合、職場で起こっている問題を「それを保護者の前で言えるのか」「学級通信やホームページで公開できるか」などを一つのものさしとしています。そしてその問題を公開するにあたっては、それをわかってもらうための準備にものすごいエネルギーを費やします。
つまり、保護者や住民のみなさんとの間に、こういったすれ違い状況を残したままでは、いくら職員室が元気になっても、結局最後は押し切られてしまう形になることが多いのです。
ゆえに、職員室の問題を地域・住民のみなさんに説明でき、学校づくりのパートナーになってもらえる力量を私たちはもつ必要があると考えています。
wrote by しおちゃんマン
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