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2004年08月02日

一般分科会-1(全生研大会)

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 学校づくり小学校分科会(1)
 担当 植松 山本 塩崎

[北海道レポートの分析]
 5,6年、2年間の学年集団づくりの実践。学年に子どもの三役会議を組織してそこで原案を練って学年集会で決定していくといった取り組みを積み重ねています。

 6年生の時に、運動会での全員参加のリレーについて、障害児学級の担任から「見直してほしい」という意見が出され、それをめぐって、学年の子どもたちや職員会議でどのように話し合い、決定していったのかの報告。後半は、クラスをこえた子どもたち同士のトラブルをめぐって学年としてどのように取り組んだのかの報告。(レポート内容、分析結果は、インターネツトでは概略しか紹介できません。詳しい報告をしりたい方は、紀要を手に入れてみてください、山本氏の分科会基調も必見です)

[討議の柱・視点]
「子どもの『学校参加』のあり方」
「子どもの指導や保護者との関係を『学校づくり』の視点で考える」

 学年の取り組みを学年集会を開いてそこで子どもたちと一緒になって決定していることが大いに学べる点。それが積み重ねられていることもすばらしい。

 学年で取り組む意味は、
(1) 担任が一人で背負わないように
(2) 実践の管理的な統制に対して「学年にまかせてほしい」ということなら言いやすい

 運動会で全員参加のリレーがなくなることについて、子どもたちに何を話し合わせるのかの構想が弱かったため、「やりたい・やりたくない」のみの話し合いに終始してしまったことが残念。やるにしても、やらないにしても、そこの話し合いで子どもたちにどんな力を育てるのかこそが大切であると思った。特に、障害児学級の子どもや、リレーはやりたくないという子どもたちの思いに共感しながらの話し合いが大切。

 職員の合意については、なかなか合意できないことについては、結論を急がず、じっくり、ゆっくり、継続的に話し合っていくこと、そしてそれを保障する職員会議が大切。そして重要なことは、子どもの立場で合意すること。そのために、前述の子ども同士の話し合いの場での指導が大切になってくる。

 トラブルについても、学年団で指導方針をしっかりとたて、被害者はもちろん、特に加害者の立場にたってしまった子の思いにどれくらい共感しながら対話できるのかが大切。

 もちろん、保護者との対話も、子育ての厳しさに共感しつつ対話することが大切であり、学校づくりのパートナーとしての保護者の広がりにつながるのではないか。

コメント (2) /トラックバック (0) /wrote by しおちゃんマン