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熊本大会前日(2)
一般分科会「学校づくり・小学校」の北海道からの報告について、私が熊本に持っていく課題意識を書いておきます。このレポートでは、学年集団の中で、子どもたちも、学年教師たちも実に丁寧に話し合いがなされて、取り組みが決定されていく様子が報告されています。またその話し合いも、子どもたちの「要求」の組織としての話し合いになっているので、子どもたちが実に生き生きと活動していく様子が伝わってきます。
私がこのレポートから学びたいことは、以下の二点です。
一つは、学校の取り組み(この報告では運動会の種目問題)の「決定」はどこで、どのような組織と順序性でなされるのか、ということです。報告の中でも、職員の中から次のような言葉が出てきています。
「職員会議の決定が子どもたちの意見でひっくり返るなんて信じられない」
これは感情的な面も含んでいますが、実に重要な問題提起だと思います。
なぜなら、「指導」とはいったいなんなのか、「合意」とはいったいどのようになされていくものなのか(組織のあり方も含めて)、という問題を含んでいるからです。
同様に、保護者との間には、どのような場でどのような形で合意や決定がなされるべきなのでしょうか。参加者のみなさんで意見を出し合いながら学んでいきたい部分です。
二つ目は、みんなで決めて、執行していく過程、あるいはその後において起こってくるトラブルや事件について、どのように指導していくのか、ということです。
トラブルの読み解きと、それがなされる「組織・場」の問題。
さらには、当事者との話し合いのあり方。
そして関係保護者との話し合いについて。
最後には、一つのトラブルを保護者も含めたみんなの問題としてとらえられる学校づくりのあり方等等…。
この分科会基調で提起されている「顧客ニーズ対応型」の学校から、「教師・子ども・保護者」がつながって、協同・共同の学校づくりをすすめていくための見通しをこの分科会でみんなで明らかにしていきたいものです。
wrote by しおちゃんマン
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コメント
先日例えば「運動会は、人数の少ない美北小は、午前中で終わらせてもいいのでは?」なんて保護者の意見なんて、思っていても言う場がないし、いっても通るはずがないってほとんど思ってますよね。
家庭訪問だって、4月が良い、と保護者が思っても、それを伝えるには、どうしたらいいのか・・?家庭訪問の時期なんて問題は、保護者とのかかわりがあるのに、学校で決められてしまってますよね。
教育現場も、子供、親の意見も反映される場であってほしいと思います。
この三角が、バランスとれて、初めて良い教育ができると重います。
投稿者 Pまま : 2004年07月31日 09:59
Pままさんは、学校評議委員会には入っていないのですか?もし入っていたら、そこで大いに意見をおっしゃってみたらどうでしょうか?
投稿者 しおちゃんまん : 2004年08月03日 22:29
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